ドラッグストアや百貨店のカウンターはもちろん、最近ではバラエティーショップなどでも多く見かけるようになったシートパック。様々なパッケージの商品がいろいろな効果をアピールしていますが、実際に、商品によってもその効果はまるで違ってくるんです。
それだけではなく、使い方を誤ってもせっかくの効果が台無しになりますし、使用期限も気にしなくてはいけません。なんだかいろいろと面倒だなぁと思ってしまいがちですが、一度慣れてしまえば、簡単に美肌になれる究極のアイテムです。ポイントを抑えて、賢く活用していきましょう。
今回は、シートパックの効果や使い方、あまり知られていない使用期限や選び方のポイントについて紹介していきます。
シートパックとは?
シートパックとは、コットン素材のシートに目や口の形に切れ込みが入ってあり、顔の形にフィットするように作られています。また、化粧水や美容液があらかじめ染み込ませてあることで、貼るだけで美容効果が得られるため、美容意識の高い多くの人々が愛用しています。
価格も一枚100円単位のものから数万円するものまで価格は様々、美白や保湿、アンチエイジングやニキビ対策など、配合成分によって効果も様々です。
シートパックの正しい使い方は?
洗顔後、化粧水で肌を整えてからシートパックを使用し、その後に乳液かクリームでフタをすることを忘れないようにしましょう。また、使用時間をに注意しないと、肌にダメージを与えることもあります。
基本的に、さっぱりタイプのシートパックであれば2分前後、しっとりタイプであれば5分前後、濃縮タイプのもので最大10分が目安となります。
もったいないからといって長時間の使用を続けてしまうと、シートのコットン素材がか肌本来の水分を奪ってしまい、肌の乾燥を招きます。もちろん、商品に目安時間が記載されている場合には必ずそちらを守り、効果が最大限に発揮されるように使用してくださいね。
シートパックのニキビなどへの効果は?
ニキビ
炎症の元になる活性酸素を除去するといわれている、ビタミンC誘導体配合の商品はニキビ跡にも効果的なものが多く発売されています。
美白
美白効果が高いとされるローズヒップオイルや、メラニンの生成を促進するチロシナーゼの働きを抑制するアルブチンなどが配合されているものなど。紫外線予防からシミソバカスを薄くする成分まで様々な商品があります。
保湿
ヒアルロン酸やプラセンタなどの美容液が濃縮配合されたシートパックは、時間をかけることでじっくりと肌に浸透するので、保湿効果もひとしおです。
アンチエイジング
コラーゲンやアスタキサンチンなどの肌にハリを与えてくれる成分や、トラネキサム酸などのくすみやシミに効果を発揮する成分が配合されているものを選びましょう。
シートパックの頻度は?
シートパックは、毎日使用することを推奨している商品から、週に1〜2回が目安とされているものまで様々です。通常のスキンケアよりも特別な工程を入れることで、肌にとってプラスになることもあれば、やりすぎて逆に肌に負担をかけてしまうこともあります。
毎日の使用を推奨されていて、なおかつ自分の肌にとてもよく合うなと感じる商品でなければ、週に1〜2回ほどで様子を見てみるのが良いでしょう。そのためにも、初めて使う商品の場合は、最初から大容量パックを購入することはおすすめできません。
プチプラ商品でも、5枚前後で販売されているものがたくさんあるので、まずはそういった少ない枚数のものから試してみましょう。
シートパックの使用期限は?
シートパックの使用期限は、未開封と開封後で大きく変わってきます。まず、未開封の場合は、製造日より約3〜4年は保存が可能だと言われています。もちろん、冷暗所で適切な保管をした上での期間にはなりますが、目安として参考にしてみてください。そして、開封後は使用期限が一気に短くなり、1〜3ヶ月といわれています。
一度開封してしまうと、外気などに触れてしまいますし、天然成分が配合されたものや、添加物フリーなどで保存が効かないものなどもあります。そのため、確実に清潔な状態で使用するには開封日から1ヶ月間で使い切ることを意識してくださいね。大容量パックなどは、つい余らせてしまいがちなので、パッケージなどに開封日をメモしておくのも良いでしょう。
安い(プチプラ)シートパックを選ぶ時の注意点は?
プチプラのシートパックを選ぶ際は、配合されている成分やシートの素材などに注意しましょう。どんなにお得でも、肌に合わない成分が入っているものや、シート自体の質が悪くてけば立ちが目立つようなものを使ってしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。しっかりと自分の肌に合うものかどうかを見極めて、美白やニキビ対策など、目的に合うものを購入してくださいね。
初めて使う商品は、腕の内側などでパッチテストをして見るのも良いかもしれません。ただ、腕と顔では肌質は違ってくるので、腕が大丈夫でも顔には合わないということももちろんあります。使ってみて、刺激などなにか違和感を覚えた場合には、すぐに使用を中断しましょう。
まとめ
気軽に使いやすい個包装ものが多い反面、肌に使うとなるとやはり勇気が必要なシートパック。種類が大量にあるからこそ、結局なにが良いのかわからず、購入を断念したことはありませんか? 自分の肌にはどんな成分でどんな効果を得られるシートパックを使うことがプラスになるのか、お店でじっくり吟味してみるのも良いかもしれません。