ドラッグストアで販売されているプチプラコスメからカウンターコスメ、通販限定コスメまで様々な形態で販売されているシートパック。「なんだか肌に良さそう」そう思いつつも、なかなか試す勇気が出なかったりしますよね。でも、本当に肌に合うシートパックに出会うと、見違えるほどいきいきとした美肌になれるんです。シートパックによってどのような美容効果が得られるのか、効果的な使い方や注意点なども合わせてご紹介します。
シートパックとは?
シートパックとは、顔を覆うような形でカットされてあり、目元や口元などに合わせて切り込みが入ったコットン素材のシートに、化粧水や美容液などがあらかじめ染み込ませてある美容グッズです。配合されている成分によっても効果は様々ですが、代表的なものでは保湿・美白・アンチエイジング・ニキビ対策・オイルカットなどが挙げられます。添加物フリーやオーガニックオイル配合の商品など、肌への刺激が少ない商品も多く見かけます。一枚100円単位で購入できるものから数万円するものまで価格帯は幅広く、近年では多くのメーカーが自社で開発したシートパックを販売しています。顔に貼るだけで簡単に美容効果を得られることから、年齢問わず非常に人気が高いアイテムです。
シートパックの期待できる美容効果は?保湿・美白・アンチエイジング
シートパックは、配合成分によって様々な効果が期待できますが、「保湿」「美白」「アンチエイジング」の用途で使う方が多いようです。特に、肌が疲れてくるとカサついてきたり、ハリがなくなって肌が重力に負けてしまったり、顔色のくすみが気になったりしますよね。そんな時に、いつもより高価なコスメブランドのシートパックを使うと、見違えるように肌が綺麗になるのです。通常、効果が短期的なため継続的な使用が必要なシートパックですが、人気のある高価格帯のシートパックの中には一週間ほど効果が持続する商品もあるため、大事なイベントや旅行前にはスペシャルケアとして少し贅沢してみるのも良いかもしれません。
シートパックの効果的な使い方は?順番は?
シートパックは、必ず以下の手順で使用してください。
オールインワンタイプなど、一枚ですべてのスキンケアが完了する商品も販売されていますが、多くのシートパックはこの順番を守ることを想定して製造されています。保湿効果に優れたものが多いため、つい化粧水の役割も一緒に果たしてくれると思ってしまいがちですが、シートパックに染み込ませてある成分はとろみのある美容液であることが多く、先に化粧水で肌を整えてあげないと、なかなか角質層まで美容成分が浸透せず、充分な効果を得られないのです。
また、洗顔後にホットタオルで毛穴を開いて美容成分が浸透しやすいようにしたり、顔に貼ったシートパックの上にラップを被せたりすると、効果がさらにアップします。顔全体をラップで覆う場合は、シートパックと同じように目や口元の部分に穴を空けるか、おでこ、頰、顎などポイントごとに小さくカットしたラップを乗せるなど、工夫してみてください。
シートパックの注意点は?
シートパックは、必ず冷暗所で保管し、使用期限を守ってください。一般的に、未開封であれば製造日から3〜4年は保存が可能だといわれていますが、一度開封したものは、1ヶ月から長くても3ヶ月以内には使い切るようにしてください。大容量タイプの商品は、何日か使用を控えるだけでも期限を過ぎてしまうことがあるため、目に留まりやすい場所に開封日をメモしておいたり、初めて使う商品の場合は、大容量で売られているものでも肌に合うことが確認できるまでは少量のものを買うなど、工夫が必要です。また、添加物フリーや天然成分配合のシートパックなどは雑菌が繁殖しやすいため、密閉容器で保存してなるべく空気に触れさせないようにするなど、保管方法にも注意してください。
また、シートパックの使用時間にも注意が必要です。美容液がたっぷり染み込んだシートパックはもったいなさもあり、つい長時間使ってしまいがちですよね。でも、基準の時間を超えてシートパックを貼り続けることはお肌にとってNGなんです。長時間シートパックを貼っているうちに、なんだか乾燥しているなと感じたことはありませんか? 事実、シートパックのコットンが顔から水分を吸収している証拠です。商品によって違いはありますが、一般的に、さっぱりタイプのものなら1〜2分ほど、しっとりタイプで5分前後、高濃度の保湿美容液が配合されているものでも最大10分が目安です。パッケージなどに時間が記載されているので、必ず時間を守って使用しましょう。
まとめ
様々な効果を得られるシートパックですが、複数の美容成分が配合されている商品が多いため、一枚で豊富な美容効果を得られるアイテムが多いのです。特に肌トラブルを抱えていなくても、試しにシートパックを使ってみることで、「わたしの肌ってこんなに綺麗になれたんだ!」と驚くことになるかもしれません。お買い物のついでや海外旅行のお土産など、ふと思い立った時にぜひ試してみてくださいね。