ニキビは思春期だけの悩みではなく、大人になってもいまだに悩まされている人は少なくありません。それどころか、成人してからより状態がひどくなる人もいます。ニキビは幅広い年齢層を悩ませる、皮膚トラブルのひとつなのです。命には関わらない疾患ですが、ニキビがあるせいで自信が持てなくなったり、気分が落ち込んで鬱々としてしまったりと、本人にとっては非常につらい問題で、苦しんでいる人も多いです。
そんなニキビをどうにかして改善したい、予防をしたいと思ったら皮脂腺とニキビの関係について知っておくと、ニキビの予防や改善するヒントになるかもしれませんよ。
皮脂腺とは?
肌の表面を覆っている皮脂は、皮膚の真皮層にある皮脂腺から分泌されています。つまり、皮脂腺とは皮脂を作る器官ということになりますね。この皮脂腺は毛穴の中にあるため、毛穴から皮脂が分泌されている様に見えますが、実際は皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴から排出されているというのが正解になります。毛穴の数だけ皮脂腺が存在するという事になります。
皮脂腺は体中に存在するものの、とくに頭皮や顔、胸元などに多いです。また、毛穴のない手のひらなどには当然ながら皮脂腺も存在しません。
ニキビの原因は皮脂腺ではなく毛穴の詰まり?そのメカニズムは?
ニキビと皮脂は切っても切れない関係ですから、皮脂腺がニキビの大きな原因なのでは?と考える人もいるのではないでしょうか。中には皮脂腺をまるで悪の元凶の様に捉えている人も少なくありません。でも、本当は皮脂腺から出る皮脂は肌を健やかに保つ為にも大切な役割も果たしてくれているのです。皮脂膜のおかげで外的刺激や菌から肌を守る事ができている事を忘れてはいけません。
しかし、皮脂腺が何らかの理由によって過活発になり皮脂の分泌量が多くなると少し話が違ってきてしまいます。皮脂は上記で説明した通り、肌を保護する役割もあるのですが、その分泌量が多くなり過ぎると、ニキビを招く原因のひとつになってしまうのです。ですが、ただ皮脂の分泌量が過剰になるだけでニキビになる訳ではありません。なぜならニキビは、皮脂だけが原因で発生する訳ではないからです。
ニキビは毛穴のある場所にしかできません。毛穴の出口がターンオーバーの異常により厚くなり、皮脂を排出できずに皮膚内にたまってしまうことで第一段階、つまり白ニキビになるからです。そして、排出されず毛穴にたまった皮脂をエサとしてアクネ菌が繁殖し、炎症を引き起こし第二段階の赤ニキビができあがります。
つまり、皮脂腺が活発化し皮脂の分泌が増えても、毛穴からスムーズに排出する事ができればニキビができることはないのです。もちろん皮脂の分泌が多くなると、その皮脂が肌表面で酸化してターンオーバーの異常の原因になってしまう事もありますし、皮脂が多いと、毛穴が詰まりやすいのは間違いありません。
過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴の詰まりをしっかりとケアすることがニキビ予防・改善につながります。
皮脂を抑え、毛穴の詰まりを改善させる方法は?
皮脂の量だけがニキビの原因ではありませんが、皮脂はアクネ菌の大好物なので、ニキビを悪化させない為にも皮脂を適切な量に抑える事がニキビの改善には有効です。また、皮脂が過剰に分泌されるとオーバーフローの状態となり毛穴に詰まりやすくなると共に、酸化して角化異常を起こし毛穴の出口が狭くなって分泌量が減るまたはできない状態になってしまいます。この事から、皮脂の抑制はニキビ予防にもつながると言えます。
ホルモンバランスを整える
皮脂を抑える為には、ホルモンバランスを整える事を意識してみてください。男性ホルモンが多くなると、皮脂の分泌量も増え、また角化異常の原因にもなります。男性ホルモンが優位になる大きな原因は、ストレスや睡眠不足などにより交感神経が過敏になる事です。なかなか難しいと思いますが交感神経を刺激しない生活を心がけましょう。
ビタミンBを摂取する
ビタミンB群を食事やサプリメントを上手につかって補う事も皮脂の抑制につながります。脂っこい食事や脂肪分の多い食事は、反対に皮脂を増やす事もあるので控えめにする事も大切です。
ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使う
化粧品によるケアとしては、ビタミンC誘導体が配合された製品がオススメです。ビタミンCには皮脂抑制効果があるので、毎日のケアに取り入れてみましょう。
日々の洗顔で注意すべきことは?おすすめの洗顔方法は?
ニキビ肌に効果的なおすすめの洗顔方法は、酸化した皮脂や汚れ、古い角質は取り除きつつ、肌のバリア機能は守ってあげる事になります。肌質やお肌の状態によって適した洗顔料などは異なるものです。最近は泡立たない洗顔料など、色んなタイプの製品が販売されています。どのタイプが良いという事は一概には言えず、上記の不要な皮脂や汚れは落とし、必要な潤いは残す物を選ぶ事が肝心です。
強い力で擦らない
ただ、どんな洗顔料を使用しても洗い方だけは、気をつけてほしいポイントがあります。それは、決して肌を強い力で擦らない事です。強い力で擦ったからといって、その分汚れ落ちが良くなったり皮脂が抑制できたりする訳ではありません。それどころか、そうした摩擦が刺激となり余計に皮脂腺が活発になる事もあるのです。
熱すぎるお湯で洗顔しない
そしてもうひとつ注意したいポイントが、熱すぎるお湯を洗顔に使用しないことです。これは、必要以上に皮脂を奪い、肌トラブルの原因となる事もあります。肌が乾燥する事により、皮脂腺がもっと肌を潤す必要があると皮脂の分泌量を増やすケースもあるんですよ。
それでもニキビができる場合は?
残念ながら、皮脂を抑制したり洗顔に気を付けたりするだけではニキビは簡単に治らない事もあります。実際は、それでもニキビができてしまう人の方が多いくらいでしょう。よりニキビを効果的に防ぐ為には、保湿と整肌、引き締めが大切になります。こうする事で根本的にニキビのできにくい肌状態を作ってあげるのです。しかし、ニキビのできやすい肌に間違った保湿をしてしまうとニキビを悪化させる事に直結してしまいます。ですから、ニキビに悩む肌にとってアイテム選びは非常に難しいものなんですね。
そんな難しい条件を満たすのが、アクネピアットになります。アクネピアットは、ひとつでニキビケアに重要な保湿・整肌・引き締めを全てこなしてくれる製品です。
ニキビをケアするグリチルリチン酸2Kや肌の引き締めを行ってくれるヒメフウロエキス、肌のバリア機能を高めるトリプルヒアルロン酸やセラミドがアクネピアットには配合されています。そして、ニキビ跡などにも効果を発揮するプラセンタエキスやVCエチルが配合されています。肌を整えるだけではなく、しっかりと潤いを届けるケアによってターンオーバーも正常化し毛穴が詰まりにくい状態へ段々と変わっていきますよ。生活習慣や洗顔などで改善がみられない場合は、このようなアイテムも同時に使用することで、ニキビの改善が期待できますよ。
名前:Acnepiatto(アクネピアット)
価格:5,050円
医薬部外品
内容量:55g(30日分)
治療法はあるの?皮脂凝固法とは?
できてしまったニキビの箇所から皮脂を半永久的に分泌させない「皮脂凝固法」といった治療法があります。しかし、顔全体の皮脂の分泌を抑えるわけではないので、治療した箇所以外に新しいニキビが発生する可能性もあります。また、上記にも書いたとおり、皮脂は肌のバリアとして殺菌などから守ってくれる役割もありますから、皮脂を分泌させないということは、違う肌トラブルを招く可能性があります。もし、皮脂凝固法を検討されているなら、治療後のケア方法や副作用など医師にしっかりと確認し納得した上で治療することが大事です。
まとめ
ニキビができる原因には、皮脂腺が関わっている事が分かっています。ただし、そこにはターンオーバーの乱れや角化異常による毛穴の閉塞がある事を忘れてはいけません。皮脂を抑制する事もニキビを予防改善するひとつの方法ですが、ターンオーバーを正常化させる事も大切です。
上記で紹介した洗顔方法や紹介したアクネピアットを使用することで、皮脂抑制もターンオーバーを正常化させ、ニキビの予防・改善に期待できます。ニキビのできにくい肌を目指すなら、こうした効率的なケアができる頼もしいアイテムを味方につけるべきですよ。