いま使っている化粧水が、どういう目的でお肌にどんな効果を与えてくれているかご存じでしょうか?
毎日の洗顔後にお肌に使う化粧水には、実は目的や肌質別にさまざまな種類があるんです。化粧水って、「しっとり」か「さっぱり」か「美白」ぐらいじゃないの? そう思っている方は、今日これからご紹介するさまざまな情報を参考に、いまあなたのお肌に必要な化粧水のタイプや正しい使い方などについて知っていただけたらうれしいです。
化粧水の種類は?目的や特徴は?
まずは、化粧水にはどんな種類があるのかおさらいしていきましょう。
保湿化粧水(柔軟化粧水とも呼ばれます)
化粧水には、保湿のみを目的とした最も一般的な化粧水
ふき取り化粧水
クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れや皮脂などをコットンと併用して拭き取る化粧水
収れん化粧水
余分な皮脂を取り除き毛穴を引き締める化粧水
美白化粧水
しみ・そばかすを防ぐ美白成分が配合された化粧水
ニキビ用化粧水
抗炎症作用成分が配合された化粧水
アルカリ性化粧水
ゴワゴワした肌を柔らかくする化粧水
その他の化粧水
上記以外にもメンズ化粧水やエイジングケア化粧水などさまざまな種類があります。
普通肌の化粧水の選び方は?
普通肌の方は、一般的に肌トラブルが少なく角質の水分量や皮脂の分泌量のバランスが良いため、いま使っている化粧水で肌が安定しているのであれば、焦って新しいアイテムを買いそろえる必要はありません。現状維持を優先しましょう。ただ、季節の変わり目で乾燥や肌のザラツキが気になる場合や、加齢によるシワ対策などには保湿が重要なので、化粧水を選ぶときには「さっぱり」よりも「しっとり」するタイプを選ぶことをお勧めします。
普通肌におすすめの化粧水は?
普通肌の人におすすめの化粧水は、オルビス「アクアフォースローションM(しっとり)」です。価格も1,500円と手頃でオススメです。
テクスチャーは水のようにさらっとしていてとても肌なじみが良く、しっとりタイプですが、ベタベタしないところもポイントです。浸透が早くてしっとりとした肌質になれますし、乾燥肌の方も多く使っているアイテムですが、どちらかと言うと「程よくうるおう」タイプの化粧水なので、普通肌の方に使っていただきやすいかと思います。
名前:アクアフォースローションM(しっとり)
税込価格:1,533円
化粧水の正しい使い方は?
化粧水を使うときは、手で直接なじませる方法と、コットンを使う方法の2種類があります。
肌へ優しく浸透させるには、清潔な手で優しく包み込むようになじませた方が刺激は少ないです。よく、化粧水を染み込ませるために、顔に手のひらをたたきつけるようにする方がいますが、これは肌へ刺激を与えて目に見えない小さなキズを作ってしまいますので絶対にしないでおきましょう。手で化粧水をなじませる際のデメリットは、指などを使ってポイントごとになじませても、どうしても浸透する場所にムラができてしまいやすいのが難点です。
満遍なく顔全体への保湿がかない、パックの役割も果たしてくれるという点ではコットンはとても重宝します。コットンを使用する場合は、化粧水の適量とされる「500円玉ぐらいの大きさ」では足りないことが多いので、コットンがひたひたになるまでしっかりと化粧水を使ってください。また、コットンパックは5分ぐらいを目安とし、長くても最大10分が限界です。それ以上顔に放置してしまうと、お顔に浸透させた潤いをコットンが吸収してしまい、かえって乾燥肌の原因を作ってしまいますので、注意が必要です。
保湿目的の化粧水であってもフタをしてあげなければ水分が蒸発してしまうので、化粧水の後には必ず乳液かクリームを使用するようにしましょう。
化粧水を使うときの注意点は?
化粧水にはさまざまな種類があり、普通肌の方はいろいろなタイプの化粧水を試しやすいといえますが、それはあくまで美白効果やテクスチャーの好み、香りなどで選べる幅が広いという意味なので、偏った効果のあるものを安易に使用することは避けましょう。
例えば、角質層を柔らかくして皮膚を薄くするアルカリ性化粧水は、ゴワゴワした肌を柔らかくし、トーンアップさせる効果がありますが、こちらはあくまで肌質に悩んでいる方向けのアイテムなので、普通肌の方が使用することで過剰に効果が表れ、肌が荒れたり乾燥肌になってしまったりする危険があります。
また、ニキビ対策の際も脂性肌の方向けのアイテムや殺菌作用のあるアイテムを使用することは避けた方が良いでしょう。
保存方法は?どのくらいで使い切るべき?
化粧水は冷暗所での常温保存をお願いします。たまに冷蔵庫で保管するという方がいますが、化粧水は常温での保存と使用を前提に製造されているため、お勧めできません。
また、化粧水には使用期限が記載されていません。これは、未開封かつ適切な環境で保管することで三年以上品質の変化がない場合、期限を記載しなくて良いとの記載が薬事法にあり、これに該当することからあくまで未開封の場合は三年は保管がきくといえます。ただ、一度開封してしまったものは雑菌の繁殖や成分の劣化等も考えられるため、3ヶ月〜半年で使い切りましょう。
普通肌のおすすめの化粧水まとめ
肌トラブルが少ないと、どうしても年中同じスキンケアで済ませてしまいがちですよね。
でも、過剰な乾燥や皮脂に悩まされない普通肌だからこそ、日々のお手入れを適切に行い、紫外線などの刺激や加齢によるエイジングサインに日々適応してあげなければ、美肌ではいられなくなってしまうんです。
普段のお手入れの中で、ちょっと気になる部分が出てきたら、それはお肌からのSOSかもしれません。この機会に、お肌の状態をじっくり観察して、美肌をキープしてくださいね。