いつも使っている化粧品、選んだきっかけを覚えていますか?肌に合う、香りが良い、価格がお手頃……などさまざまな理由があることと思います。使用感やお肌の状態に満足していれば、それがベストですよね。でも、もし惰性でなんとなく同じものを使い続けているという方は、新しいアイテムに目を向けてみることをオススメします。
今回は、お肌の保湿と外部刺激からのプロテクトが一度にかなう、新成分「リピジュア」を紹介していきます。
リピジュアとは
「リピジュア」とは、日油株式会社が開発した新成分です。ヒトの細胞膜を構成する、涙にも似た「リン脂質」をモデルに当初は医療品向けに開発され、目薬やコンタクトレンズの保存液などにも使用されています。
圧倒的な保水力と紫外線などの外部刺激からの保護効果、そして肌なじみが良いという特性から、現在では美容業界から高い注目を浴びています。一般的にはヒアルロン酸よりもまだ知名度は低いですが、既に化粧水やハンドクリーム、リップクリーム、ヘアケア用品などさまざまな美容品に配合されているんです。
リピジュアのバリア効果
リピジュアとヒアルロン酸など従来の保湿成分との大きな違いは、角質層に水分を満たした後に構成される「うるおいバリア」の存在です。
これは、肌内部の水分を利用して作られ、潤った後のお肌の上からしっかりとフタをしてくれます。また、成分の特性上、水洗いにとても強いので効果が長時間持続することもうれしいポイントですね。
リピジュアの新保湿効果とは
保湿・刺激物質からの防御
リピジュアのは特徴は、何と言ってもその高い保湿力にあります。まず、低刺激の保湿成分がたっぷりと角質層まで浸透、保水してくれるのですが、この状態から、さらに水洗いに強いうるおいバリアがしっかりと守ってくれることでターンオーバーが正常化され、角質層やお肌本来のバリア機能が向上し、外部刺激に強い健康的な肌へと導いてくれます。
リピジュアの特徴
高い保湿力
では、その保湿力にはどれぐらいのパワーがあるのでしょうか?一般的に代表される保湿成分として名前がよく挙がるヒアルロン酸と比較してみると、その効果は一目瞭然です。リピジュアとヒアルロン酸を腕に塗布し、それぞれ水洗い後に一時間置いてからの水分量を計測すると、リピジュアの値はヒアルロン酸の約2倍だというデータが出ています。
刺激が少ない
リピジュアは、人工皮膚や人工臓器、人工血管の内側など医療品に使用するために日油幹部式会社が開発した高分子ポリマーであり、肌表面への刺激だけでなく、体内への刺激までをも考慮されているほど低刺激の成分として一目置かれる存在として、現在では世界で280社、約2,600品目の医療品や美容品などに応用されています。
なじみやすい
リピジュアは、ヒトの細胞膜を構成する「リン脂質(涙にも含まれているそうです)」という成分をモデルに開発された高分子ポリマーで、元は医療品向けに開発されたということもあり、生体親和性が高く、とても肌なじみが良いです。しっとりと肌になじみ、ヌルつかず、ピタッとお肌に定着してくれるので、しっとりが長続きするんですね。
どんな人に向いている?
リピジュアは、乾燥肌、敏感肌の方にとてもオススメです。従来のヒアルロン酸配合の化粧水だけでは保湿が追いつかない、という方にこそ是非試していただきたいなと思います。その保水力の高さと、うるおいバリアと水洗いに強いという特性からなる保湿の持続力、そしてお肌の機能を高めてくれて肌本来のバリア機能そのものを向上させてくれて、紫外線などの外部しげきからも保護してくれるといううれしいポイントだらけの成分なんです。
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リピジュア配合化粧品を選ぶポイント
現在、リピジュアが配合された化粧品はドラッグストアーで手に入るアイテムからカウンターコスメまで、価格帯、質ともにさまさまです。決して高ければ良いというわけではないことはご存じですよね。特に素肌に直接塗布する化粧水やリップなどは、サンプルやテスター、トライアルなどを駆使してパッチテストを繰り返し、質感が一番良いと感じるアイテムを選ぶことをお勧めします。
リピジュア配合のおすすめの化粧品は?
リピジュア配合の化粧品を初めて試すなら、無印良品の敏感肌用・高保湿タイプの化粧水はいかがでしょうか?乾燥肌、敏感肌の方は、新しい化粧水を試すことにとても勇気がいりますよね。無印良品の化粧水であれば、アルコールフリーで刺激が少なく、配合されている成分もシンプルでなおかつコスパも良く、お試しとして使ってみるのに最適だと思います。
名前:無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ(V)(400ml
税込価格:1,500円
リピジュアの正しい使い方
リピジュア配合の化粧品でお気に入りが見つかったら、そのアイテムをライン使いしてみることも重要です。例えば化粧水の場合、そのラインと同じ乳液や美容液と併用することでその効果を最大限活かせるように研究、開発されています。そのため、化粧水のおかげで肌質が向上した場合、ライン使いすることでさらに肌へ良い影響が出る可能性が高いためです。もちろん、しばらく使ってみて本当に自分の肌に合っているなと感じてから他のアイテムも少しずつ試す、という風に段階を踏んでみてくださいね。
リピジュアの副作用や注意点は?
リピジュアは低刺激であること、ヒトの細胞膜に似た成分であるために生体親和性が高いこと、また医薬品ではないことから、副作用による被害はいまのところ報告されていません。ですが、もちろん合う合わないに個人差があるので、お肌に合わないと感じた際には無理に使用せず皮膚科へ相談してみてください。また、リピジュアに配合されているグリセリンやブチレングリコールなどの成分にアレルギーがある方は使用を避けてくださいね。
リピジュアでブラッシュアップ!
今回ご紹介したリピジュアは、高い保水力と持続力、外部刺激からの保護力という特性から美容業界では大変注目されています。実は、毎日使っている化粧水やリップクリームにも既に使われているアイテムがあるかもしれませんね。新しいアイテムを試したい、今のお肌の状態に満足していないなど、手持ちの化粧品をブラッシュアップする機会にぜひリピジュアを試してみてくださいね。