就寝中に分泌された余分な皮脂や汚れ、汗などを朝に洗い落とし、クレンジングの残りや一日の汚れを夜に取り除いてくれる、私たちの生活になくてはならない洗顔料。
普通肌の方の中には、洗顔料によるトラブルがあまり起きないため、なんとなく同じアイテムを何年も使い続けたり、自己流の洗顔をしてしまったりしている方も多いかもしれません。
でも、普通肌だからこそ、その理想の肌質を守るためには日々の適切な洗顔とアイテム選びがとても重要なのです。
洗顔料の種類と特徴
もっとも一般的かつ種類豊富な「フォーム(クリーム)」状の洗顔料は、肌への刺激が少なく優しく洗い上げることができます。「ジェル」はさっぱりした洗い上がりで脂性肌の方や男性向けと言えますね。「パウダー」は水や洗顔料を混ぜて泡立てるタイプ、フォームに微粒子が含まれた毛穴の汚れを除去するタイプの「スクラブ」、無添加や美容成分配合など、成分表示にこだわることができ、アルカリ性の洗顔料である「固形石鹸」などがあります。
普通肌向けの洗顔料の選び方は?
いま使っている洗顔料に物足りなさを感じる方は、固形石鹸がおすすめです。
普通肌は水分と油分のバランスが良いため、肌トラブルがなければ長期的な現状維持を考える必要があります。ごく一部を除き、洗顔用の固形石鹸には合成界面活性剤が配合されていません。
肌に洗浄剤などの余計な成分を残さずに、保湿成分を肌に残しながらアルカリ性の力で汚れをしっかり落としてくれるので、肌本来の再生力を高め、ターンオーバーを正常な働きに維持することができます。
普通肌向けのおすすめの洗顔料は?
美容意識の高い方から長年愛されている『牛乳石鹸(赤箱)』は、繊細できめ細かいもっちりとした弾力ある泡が皮脂にしっかりと吸着・除去してくれるだけでなく、ミルクバターとスクワラン配合でしっとりとした美肌へと導いてくれます。
柔らかなローズの香りにも癒やされるんです。ちなみに同アイテムの青箱は洗い上がりがさっぱりするタイプですね。安価でとても優秀なアイテムなので、お肌の状態によって使い分けてみるのも良いかもしれません。
名前:牛乳石鹸(赤箱6個入り)
税込価格:398円
普通肌向けの正しい洗顔方法は?
洗顔前に、手指を清潔に洗いましょう。また、前髪などを巻き込んでしまうと洗い残した泡が付着したままになってしまうので、必ずヘアバンドなどで髪を上にあげてくださいね。
準備ができたら、必ずぬるま湯を使用してください。冷水は汚れを落とす前に毛穴を引き締めてしまいますし、冬場に寒いからといって熱いお湯を使うと、本来必要な油分まで落としてしまうためです。
洗顔料の泡は素手ではなく、必ずネットを使用してモコモコとした弾力のある泡を作り上げ、Tゾーンなど皮脂が多い部分から泡を乗せていきましょう。この時、手で顔の汚れを落とすのではなく、あくまで手と顔の間にある泡のクッションを優しく滑らせるだけということを忘れないでくださいね。また、2分以上時間をかけてしまうと乾燥肌の原因となりますので、丁寧かつ簡潔に行うことを心がけてください。
そして洗い残しがないようにしっかりとすすぐ事が大切ですが、泡と同様に顔はこすらずにあくまで手ですくったぬるま湯で泡を洗い落とすようにしてください。
すすぎ終わったら、清潔なタオルで顔の水気をとんとんと優しく押さえるようにして水分を吸い込ませてください。ゴシゴシ擦ったり、水気がなくなるまで噴き上げる必要はありません。
最後に、洗顔が終わったらすぐに化粧水・乳液で保湿をしましょう。
使用中止するべき洗顔料の症状は?
洗顔料を使用後、赤みやかゆみが気になる、乾燥やかぶれ、ピリピリする、ニキビができるなどの症状が現れた場合には、すぐに使用を中止してください。これは新しい洗顔料を試す際はもちろん、日常的に使用している洗顔料であっても起こり得ます。一時的にお肌の機能が低下していたり、肌質に合わないタイプの洗顔料を使用してしまったり、成分が肌に合っていないなど、さまざまな原因が考えられます。
アレルギーが気になる方は、実際に洗顔料として使用する前にパッチテストを行ってみるのも良いでしょう。もしも、洗顔料による影響で上記以外にも何らかの症状が出た場合は、自力で解決することにこだわらず、皮膚科で早めに受診されることをお勧めします。
洗顔料の保存方法は?どのくらいで使い切るべき?
洗顔料は、浴室など水気が多い場所で置きっぱなしにしてしまうと雑菌が繁殖してしまいます。その都度持ち込み、使用後は水滴をタオルで拭き取り、湿度の低い場所で保管してください。特に無添加や天然成分配合の石鹸はとてもデリケートなので、使用後は石鹸自体を手洗いし、水切りができるネットなどを使用して乾燥させ、日光を避けた風通しの良い場所で保管することが大切です。石鹸についた水や石鹸水などは顔ダニの餌となってしまうのです。
普通肌の洗顔料まとめ
成分が合わな射場愛や、洗顔方法が間違っていると、理想の肌質とされる普通肌が乾燥肌、脂性肌などに変わってしまう危険も考えられるほどに、洗顔は日々の生活の中でとても重要なんです。お肌の状態が安定している今だからこそ、お肌を丁寧に扱うことで年齢を重ねても美肌を維持できるとなれば、今日から洗顔にしっかり気を配りたいものです。
汚れを落とすこと、保湿をすること、どちらか一方に偏らずにバランスの良い洗顔でお肌と良いお付き合いを続けてくださいね。