体臭を改善!皮脂腺からの汗の出し方

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普段汗がどこから出ているかなんて気にした事はありますか?汗は意識してコントロールできるものではありませんから、どこから出ているのかなんてほとんどの人は気にした事はないかもしれません。でも、どこから出ているかによってその汗は全く違うものになるんですよ。通常汗は、汗腺と呼ばれる場所から分泌されるものですが、中には皮脂線から分泌される汗もあるのです。そして皮脂腺から汗を出すことによってデトックス効果や体臭の改善効果があるとされています。

今回は、デトックス、体臭改善にスポットをあて、皮脂腺から汗を出す方法を紹介していきます。

皮脂腺とは?

皮脂腺とは?皮脂線とは毛穴の中に存在します。身体にも顔にも頭皮にも存在するのですが、身体と比較して顔の皮脂腺の方が発達しているという特徴があります。毛穴のある場所には、必ず皮脂腺が存在すると覚えておいてくださいね。

この皮脂線の活動が活発になると皮脂の分泌量が多くなり脂性肌になってしまいます。また、皮脂腺が大きいとその出口である毛穴も目立つものです。ただし、この皮脂腺から分泌される脂は肌に潤いのヴェールを与え肌バリアとしても働いてくれます。ですから無くてはならない存在である事に間違いはありません。

皮脂腺から出る汗の特徴は?汗腺からでる汗の違いは?

皮脂腺から出る汗の特徴は?汗腺からでる汗の違いは?人間の身体には皮脂腺だけではなく、汗腺というものも存在します。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。前者のエクリン腺は肉眼では確認する事はできませんが、身体中のいたるところにあるんですね。一方でアポクリン腺とは、脇などの特定の部分にしか存在しません。また、アポクリン腺から分泌される汗はエクリン腺と違って毛穴から排出されます。それは、エクリン腺は毛穴とは無関係に存在しますが、アポクリン腺は毛穴と結びついているんですね。

皮脂腺から出る汗と汗腺から出る汗の違いを見ていく前に、まずはエクリン腺とアポクリン腺から出る汗の特徴についても触れてみましょう。

エクリン腺から出る汗は?

運動をした時、お風呂に入った時などに汗が出る事を意識する人は多いでしょう。汗をかくといったら、まずはこの2パターンを想像するものです。こうした時にかく汗は、エクリン腺から分泌されているものになります。これは温熱性発汗と呼ばれ体温を、汗をかく事によって調節しているんですね。また、エクリン腺は味覚性発汗といって辛い物を食べた時にも汗を分泌します。緊張をした時にも汗を分泌するのもエクリン腺ですね。つまり通常かく汗=エクリン腺からの汗と言えるでしょう。

エクリン腺から出る汗の成分は尿の成分構成と類似しており、その99%が水分です。そこに少量の尿素やナトリウム、カルシウムなどのミネラルが含まれています

アポクリン腺から出る汗は?

アポクリン腺は温度調整の為ではなく、精神性発汗という緊張をした時に汗を出すと言われています。つまり、エクリン腺とは汗が分泌される場面が違うんですね。アポクリン腺から分泌される汗の成分は脂質やたんぱく質が含まれており、これが皮膚の常在菌により分解されることでワキガ臭を発生させる原因となる事もあるのです。

皮脂腺から出る汗は?

皮脂腺から出る汗は、上記のようなシーンでは分泌されるものではありません。普通に生活をしている分には、なかなか皮脂腺から汗をかくという事はないんですね。

この皮脂腺から出る汗は、毒素を含んでおりデトックス効果があることで知られています。人体にとって有害な金属は、水に溶けにくいという性質があります。ですが、皮脂とは結びつきやすい為、皮脂腺から皮脂と結び付いた有害金属を皮脂腺から排出する事ができるんですね。これが皮脂腺から分泌される汗の正体となります。

皮脂腺から汗を出すことで臭いが改善される?

皮脂腺から汗を出すことで臭いが改善される?皮脂腺から毒素や老廃物が排出させるなら、同時に皮脂腺から汗を出す事によって臭いも改善されるのでしょうか。答えはその可能性は十分にあると言えます。なぜなら皮脂腺から身体を浄化するキレイな汗は、酸性であり臭いの原因を作る菌の増殖を抑制してくれるのです。

もともと汗というのもは、ほぼ無臭。ですが、上記でも触れたように皮膚の上で菌に分解される事で悪臭へと変わってしまうんですね。そしてアルカリ性の汗には、菌を増殖させる作用があります。ですから、臭いを断つ為には酸性の良い汗をかく事が大切となるのです。

また、皮脂腺から汗をかくと汗腺も鍛えられ、そうする事によって日頃から良い汗をかける様になるので臭い対策になります。

皮脂腺から汗を出す方法は?

皮脂腺から汗を出す方法は?皮脂腺からは簡単に有害金属や化学物質などを含む汗を出す事はできません。通常の汗なら、夏場ならただ外にいるだけでもあふれでるものでしょう。また、ちょっと長風呂をしただけでも汗が身体からにじみ出るものです。

でも皮脂腺から出る汗はそう簡単にはいきません。例えばマラソンであれば30kmを走ってやっと皮脂腺から汗をかきはじめると言われています。またエアロビクスなら休まずに3時間程度のエクササイズが必要だそうです。これを簡単にできる人はそうそういませんよね。

皮脂腺から汗を出す為に効果的なのは岩盤浴や酵素風呂、そして以下に紹介するよもぎ蒸しなどです。身体の表面だけではなく、深部から温められる方法が必要なのです。

注目されているよもぎ蒸しとは?

注目されているよもぎ蒸しとは?女性ならよもぎ蒸しという言葉を聞いた事がある人も多いでしょう。よもぎは様々な薬効があるとして、日本でも古くから用いられてきたキク科の多年草です。よもぎ餅など食用としても有名な薬草ですよね。

お隣の韓国(かんこく)では、このよもぎを古くから民間療法に利用してきました。それがよもぎ蒸しです。よもぎや他のハーブを蒸気にしてより吸収しやすくする為に粘膜にあてる必要があるので、座面に穴の開いた椅子を使用しその穴の下から蒸気をあてます。その椅子の上に顔以外がすっぽりと隠れる位のマントをかぶって座ると下半身の粘膜に直接蒸気があたる仕組みになっているんですね。

効能は様々で、特に女性特有の疾患に効くと言われています。そしてそれだけではなく、身体を内側から深く温めてくれるよもぎ蒸しは皮脂腺から汗をかく為にも最適なのです。

よもぎ蒸しを体験すると、汗がらダラダラと出てくるのですが、多くの方がその汗の感触に驚くそうです。それは、よもぎ蒸しにより出る汗は、非常にサラサラとしていてあの汗をかいた時のイヤなベタつきがないのです。これが皮脂腺から出る汗の特徴となります。そしてこの汗には、有害物質や老廃物がたっぷり含まれていると言う訳ですね。

汗をかいたあとの注意点

汗をかいたあとの注意点汗をかいた後は、水分をきちんと摂る事が大切ですね。冷たい水を一気に摂取したりせずに、常温の水をゆっくりと飲むようにしましょう。また、皮脂汗はサラサラしているのでタオルで拭く、もしくはシャワーを浴びるだけでも大丈夫ですが、そのままにしていると風邪をひいてしまう事もあるので気を付けましょう。

まとめ

まとめ
日頃かいている汗とは違い、皮脂腺から分泌される汗には有害物質や化学物質、老廃物が含まれています。また、簡単にはかけないのも皮脂腺から出る汗の特徴です。汗をかく事は身体に良いと言われていますが、特にメリットのある汗はこの皮脂腺から出るものになるのです。皮脂腺から汗をかけるように、日頃から意識してみましょう。

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